2006年04月30日
21:04 文学はちょっと言い過ぎた
芸術の定義がどうであれ、法律も法解釈も、どう考えても芸術とは言えない。それは沖ノ鳥島を「島だ
!」と主張するのと同じくらい無理がある。無理をおしてまで法解釈学を「芸術だ!文学なんだ!」と主張する
政治的理由もないので、「民芸」くらいにしておこうか。あくまでも実用性を前提に、しかし可能な限りエレガ
ントに、ということで。
<今日の勉強>
・憲法のレポート 4時間くらい
問題文の事実を可能な限りたくさん汲み取れる解釈をしたら、自分自身の考えとはかけ離れた左翼的な話にな
ってしまった。まぁ、書き易いし良いか。そういうのを書いて欲しいからそういう問題を出したんだろう、きっ
と。
思想良心の自由を激しく侵害されている気がしないでもないが、おそらく気のせいだろう。
04月29日
02:04 忘れてた
mixiの存在を。
なんとなく充実した一週間であった。
・早起きして早めに切り上げるより、夜遅くまでやる方が良いリズムが作れるっぽい。
なぜなら、朝はどうせ1限とか2限に授業があるので、多少夜更かししても強制的に起きることになるから。
そして、多少早起きしても細切れの時間を使いこなせず、結局のんびりしてしまう事が多いから。
・判例読むのが楽しくなってきた。
どの事実がどの要件の認定においてどういう風に考慮されているのか、を肌で覚える感じ。「肌で」という辺
り、微妙に実効性が疑わしいわけではあるけども。実効性、ありそうな気がする。
・勉強が楽しくなってきたせいか、自分なりに腑に落ちる「法解釈学の固有の存在意義」を思いついた。
思うに、法解釈学とは文学の特殊な一分野である。
文学とは、言語表現による芸術作品のことをいう。芸術とは、表現者あるいは表現物と、鑑賞者とが相互に作
用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動をいう。(wikipedia)
法解釈学が得ようとする「精神的・感覚的な変動」は、法学的な思考様式(憲法価値とか)を前提に、結論の
妥当性と条文解釈としての合理性に裏付けられた「納得」、「美的(または倫理的)感覚の満足」、論理ゲーム
自体の持つ「楽しさ」、とか、そんなものだろう。
法学自体は、本来、倫理学の一分野としての色合いが強いんだろうけど、法解釈に特化した今となっては、そ
ういう、哲学っぽい意味での文学性はあまり感じられない。美学のほうが近いと思う、感覚的に。(特に民事系
。公法系はそうでもないかも。)
でまぁ、それはそれで良いんじゃないかと。法律という、社会において重要な意味をもつ文章があるので、そ
れを読み、理解し、いじくりまわして遊んでみる。これが法解釈学の基本的なスタンスだろう。空しいと言えば
空しいけど、楽しいと言えば楽しい。
なお、役に立つという意味での法解釈学の存在意義は、もちろん、条文の瑕疵・欠ケツを補う所にある。
ただ、裁判所の有権解釈にヒントを与える以上の意味は全くない、と言い切ってしまうのは、余りにも研究者
(と我々学生)に可哀想だし、法律に瑕疵・欠ケツがなければ法解釈学は生まれなかったかと言えば、そんなこ
ともないと思う。現に、条文の文言通りに適用すれば妥当な結論が出る場合でも、法解釈学説は、その条文の趣
旨をどう説明するかを一生懸命議論したりしている。
2006年04月24日
00:22 必死にかじりついてるだけでは
空しくなるので、楽しむ工夫はやはり大切だと思う。
ただ、やるべき勉強を楽しくやるべく工夫することと、楽しい勉強をやることは意味が違う。試験を受ける身
としては前者を行うべきであって、後者は学者の仕事。
やるべき勉強が何なのか確信が持てない、というのが最大の問題ではあるんだけど。とりあえず科目的には、
憲法が今一番やるべき科目なのは間違いない。
最近少し、憲法が苦手な原因が分かってきた気がする。要するに、条文と生の事実との間の距離が大きいので
、条文→解釈→事実、とやるより、事実→問題の核心たる事実→その事実を汲み取れる解釈→条文、とやった方
が楽しいのかもしれない。
<今日の勉強>
・公法演習の予習 5時間
2006年04月21日
20:52 <今日の勉強>
・民法演習1の予習 7時間
山敬の「契約」、買ってしまった。
2006年04月21日
00:16 <今日の勉強>
・刑法演習の予習 6時間
「書研」と「思考方法」の組み合わせってホント良い。この2冊を基本書に選んだ去年の自分に感謝したい。
「書研」で骨格はできてるので、それをより確かにすると共に、次は「思考方法」レベルの深さで全論点に渡っ
て自説を確立することが当面の課題。載ってない論点については「争点」も良さそう。
・民法演習2の予習 1時間
・刑訴演習の予習 4時間半
身体検査の項で「田宮」のスゴさを改めて実感した。あんな分かり易く楽しい解説他にない(田宮を引用する
「実例刑事訴訟法」を除く)。「池田前田」は所詮「書研」の捜査補充版に過ぎず、本格的体系書というには足
りないと思った(「鑑定に必要な処分としての身体検査」には直接強制の根拠規定がない、ということが書いて
ないのはどういうことか)。まぁ使うけど。
週末休むためにやむをえないとは言え、ちょっと遅くまで残りすぎた。明日、普段通りに出勤することが大切
。
2006年04月19日
22:27 <今日の勉強>
・リークリのカルテの清書 30分
・民法演習2の予習 5時間
問題が難しくて時間がかかるのは仕方がない。そこで手を抜いたら意味ない。
2006年04月18日
23:47 判決文を読むこと
無駄ばかり多い気がして、こんなことしてて良いのか不安だったけど、これで良いのかもしれない。
この2週間で30〜40通くらいの判決文を読んだ(読まされた)。それだけでも、読むのはかなり速くなってき
てる。心理的な抵抗感が薄れたのと、流し読みのコツが分かってきたことが大きいと思う。他の文章に対しても
効果があるみたいで、商法(総則・商行為)百選の41事件のややこしい事案を、読みながら15分で図化できたこ
とに、成長の手ごたえを感じた。
長文速読力は新司法試験で特に要求されるし、判決文自体、言い分形式の優秀答案と見ることができる。特に
憲法は、教科書に書いてある規範よりあてはめの具体例のほうが重要だし、憲法問題の実際の争い方をよく理解
していないと、新司法試験では(そして実務でも)役に立たないと思う。また、判決文を速読する能力は、法律
家に要求される主たる技能でもある。そして何より、判決文を読むことは面白い。
と、判決文を読むことの有意義さを目一杯自分に言い聞かせつつ、今年は、判決文読みと教科書読みの2本立
て勉強法で行くことにする。(というかそれしかできない。)
ただし、判決文はあくまでも速読することが重要であって、読み耽って時間を潰すのは勉強してる「ふり」。
教科書は速読できるようには書かれていないので、分かった「ふり」をせずにゆっくり読むことにする。
<今日の勉強>
・民訴演習の予習 1時間半
・刑法演習のレポート手直し 45分
・商法演習の予習 3時間
2006年04月17日
22:16 <今日の勉強>
・公法演習2の予習 5時間
やべ、やりすぎた……。調子に乗って任意のレポートとか書いてる場合じゃなかった。このままでは週末休め
んかも(;´Д`)
・週末休むぞ計画
火 民訴
水 商法と民2
木 来週の民1と刑訴
金 来週の刑法と公法
土 来週の民訴とリークリカルテ
日 休み
無理くせぇ。水木金が、激しく……。明日もかなり……。しかし、これを成し遂げると来週からは、
月 民2
火 商法
水 来週の民1
木 来週の刑訴と刑法
金 来週の公法
土 来週の民訴とリークリカルテ
日 休み
という、無駄なく無理のない完璧なリズムが生まれる。
2006年04月16日
22:14 <今日の勉強>
・公法演習2(人権)の予習 4時間
終わらんかった……。教科書や演習書や判例評釈にアンチョコを求めるより、事案と判決を読んで、あとは自
分で考えたほうが早いかもしれない。
は!そういえば、調査官解説をチェックしてなかった。明日チェックしてみよう。憲法なら、調査官解説でや
るのもありかもしれない。
それはそうと、早くも予習に追われる格好になりつつある。なんとか引き離して、心のユトリを取り戻さない
と。全ては、水木の頑張りにかかっている。
2006年04月15日
23:47 <今日の勉強>
・刑法演習の予習 6時間
上級生がしきりに「レポート意味ねー」と言う意味が分かった。鳥獣保護法の「捕獲」に関する判決6個も読
まされたら、そら意味ねーと思うわ。しかも判旨をまとめろ系のレポートだと答案練習とみなすこともできない
。
早めに書くべきことの当たりをつけて、それに必要な箇所を探しながら判旨を流し読みする。そのくらいにし
とかないと、判決読む以外何もする時間なくなりそう。
2006年04月14日
23:30 5日目
・商法演習(総則・商行為・手小切)
2単位しかない会社法演習を補うべく、会社法も扱ってくれるらしい。空気の読める先生で良かった。『新司
は実務家を選抜する試験ですから、大切なのはまず条文。条文がない時は判例。小難しい学説の議論なんてのは
必要ありません(笑)』と言い切っていた。学者なのに。
<今日の勉強>
・刑訴演習の予習 6時間
昨日とあわせて10時間半かけたことに。何やってんだろう、俺。
2006年04月14日
00:03 4日目
・民法演習2(債権・担保物権?)
意外に良かった。去年と同じ先生とは思えないテンポの良さ。ソクラティックメソッドは受講生の質に左右さ
れる面が大きいのかもしれない。って当たり前か。
<今日の勉強>
・リーガルクリニックのカルテ作成 1時間
事実関係をどうまとめるかが難しい。回答の要旨っつってもまともな相談になってなかったから、これまた難
しい。無料法律相談も楽じゃない。
・刑訴演習の予習 4時間半
レポート1個に時間かけすぎ。ダラダラやるにも程がある。しかも刑訴のレポートもう1個あるし。
今日は二度寝して昼から出勤。月火に授業の過半数がつまり、水曜にはリーガルクリニックがあったせいか、
木曜にして早くも週末気分になってしまった。午前中サボると一日が短い事この上ない。
予習が早く終わったら、週末はS君でも誘って京都で飲もうかと思ってたけど、この調子では到底無理。学ば
ざるロー生、遊ぶべからず。トホホ……。
2006年04月12日
23:52 3日目
・民訴演習
1限目なのになぜか2限目からだと思ってて、初回から大遅刻(;´Д`)ボケとる……。
内容は普通。
・リーガルクリニック(法律相談)
緊張したけど、面白かった。来週も楽しみ。しかし、スーツは疲れる。
<今日の勉強>
・民法演習1の予習 5時間
2時間くらいかけて、最判S41.9.8とその原審判決を読んでた。せっかくなのでまとめておく。
本判決の要旨として百選等に載っているのは、「他人の権利の売主が、その責に帰すべき事由によつて、該権
利を取得してこれを買主に移転することができない場合には、買主は、売主に対し、五六一条但書の適用により
担保責任としての損害賠償の請求ができないときでも、なお債務不履行一般の規定(四一五条)に従つて、損害
賠償の請求をすることができる」との部分。
しかし、上告審で実際に争点となったのは、415条の売主の帰責事由についての審理不十分。
この点につき最高裁は、「原審認定判示の事実関係によれば、(1)前示履行不能は買主の故意または過失に
よつて生じたものと認める余地が十分にあつても、(2)未だもつて取引の通念上不可抗力によるものとは解し
難いから、右履行不能が売主の責に帰すべき事由によるものとはみられないとした原判決には、審理不尽、理由
不備の違法があるといわねばならない。」として、原判決を破棄、原審に差し戻した。
(1)は、売主の履行不能の直接の原因が、買主が真の権利者から直接当該権利を買い受けたことにある点、
を理由とすると思われる。
(2)は、買主が真の権利者と直接契約したのは、売主が資金調達の不可能を理由に買主との契約を562条2項
により解除しようとした(売主は他人物であることを知っていたのだから、この解除自体は失当であるが、履行
拒絶の意思の表明には違いない)ためであり、既に当該土地上に建物を所有していた買主としてはやむを得なか
ったという点、及び、売主は資金調達の不可能を言う一方で、自己使用部分の土地については代金を支払い、所
有権を確保している点、を理由とすると思われる。
(2)の理由は、高裁・最高裁の判決理由を見ただけでは分からなくて、弁護人の上告趣意書に書いてある。
弁護人の上告(控訴)趣意書を読むのは確かに面白い。
しかし、こんなことしてて本当に良いのだろうか……?
2006年04月12日
23:06 2日目(11日の日記)
・刑法演習
ヘラヘラしてるけど優秀げな先生。曰く、『(形式面につき)文章を書くくらいのつもりで話すこと』『(内
容面につき)中途半端に自滅しない。間違ってるかも、と思っても最後まで言ってしまうこと』。数少ないソク
ラティックメソッドの成功例になるかも。
そして、本クラスにおける記念すべき第一発言。言いつけ通り、派手に自滅した。早いうちに恥かけて良かっ
た、と思うことにしよう。
・公法演習2(人権)
基礎科目と同じ。良いのかこれで。
・中国ビジネス法
雑談7割。間違っても、これを落として二度採る羽目にならないことが大切。
<今日の勉強>
・公法演習2の予習 1時間
・民法演習1の予習 1時間
火曜日は授業つまりすぎとはいえ、もう少し何かできそうなもんだ。切り替えの速さの問題か。
2006年04月11日
00:01 授業初日
・民法演習1(総則・物権)
内容は、基礎科目より多少マニアックな判例を扱う程度で、思ったよりアッサリ。
ただ、この先生は去年、未修をまとめてアホ扱いしてモメたらしい。今日も「未修生は民事執行法を体系的に
勉強する機会がないから『債権者平等の原則』や『第三者異議の訴え』すら知らないんじゃないか」なんてトン
チンカンなことを言ってた。そんなもん債権総論や担保物権の教科書にも書いてあるだろうに。
来週からはもう少し積極的に発言して、そこまでアホじゃないということをアピールしてみようと思う。
・刑訴演習
検察官実務家教員。良い人そうだけど、レジュメを読み上げるだけの授業。予習はしっかりやって、授業中は
百選でも読むことにしよう。
民法演習で既修生と先生のやり取りを聞いて、ちょっと安心した。民法に関しては、既修生との差はそれほど
大きくはないっぽい(中には明らかにスゴイのもいるけど)。卑屈になったり虚勢を張ったりせずに、地道に追
いかけ、あわよくば追い抜く、というスタンスで行こうと思う。
<今日の勉強>
・民法演習1の予習 1時間
午前中の細切れの時間がうまく使えてない。
・商法演習の予習 ダラダラ5時間
やっぱり、判決全文読み出すとついダラダラになってしまう。つか、商法にこんなに時間かけてる場合じゃな
い。
2006年04月10日
00:26 <今日の勉強>
・民法演習2の予習 4時間
重大なことに気付いた。判決全文を読む場合、要約を読んでから読むのでは意味がない。
そりゃ、そうすれば要点のみ抑えながら速くは読めるけど、そもそも、速読・要約力を養うために、あえて長
くて無駄が多くて分かり難い全文を読むんだから(事実の詳細を知ることで判例の射程を理解する、というのは
、実務的にはとても大切なことだろうけど、試験勉強的には副次的意味しか持たない)。こんな当たり前のこと
に今頃気付く自分って……。
まぁ、去年は全文読むこと自体あまりしなかったけど、今年はそうもいかない。頑張って速読しよう。
明日から授業開始。
2006年04月08日
23:38 <今日の勉強>
・公法演習1(人権)の予習 ダラダラ5時間
判決全文読み出すと、つい読みふけって、ふと気付くとびっくりするくらい時間が経ってる。自分なりに要約
するという目的意識を持って、できる限り速読すること。速読の練習は試験対策にもなる。
・民訴演習の予習 4時間
2006年04月06日
21:14 <今日の勉強>
・刑訴演習の予習 3時間
レポートにかこつけて答案を書いた。充実した。
・刑法演習の予習 4時間
問題形式でない教材だと、判例評釈をチェックするのみで終わらせてしまいがち。まずは判例の事案だけ読ん
で答案構成すること。
資料集めに時間かけすぎ。その日にやることを決める→必要な資料を明確にする→時間を決めて一気に集める
。勉強への準備運動を兼ねて。
2006年04月05日
21:14 予習教材キチャッタ(ノД`)
民法の復習終わって、やっと憲法LIVE本読めると思ったのに。しかもまたこれ、山程やな……。いっそ
見なかったことに。
してる場合じゃないか。
民法については、予習教材を見る限り、去年の基礎科目とあまり違いを感じない。流して解いたのでは成長が
ないので、少しでも答案を意識した答えを用意していきたい。しかし、問題数が多すぎて書くのが面倒。
そこで、ついにノートPCの導入を検討すべきかもしれない。
リーガルクリニックの履修説明会。守秘義務その他の宣誓書にサインした。実名などを伏せて話せば良いらし
いけど、インターネットへの秘密漏洩は特に厳重に(別条を設けて)禁止されていたので、ここで書くのはやめ
ておこうと思う。
<今日の勉強>
・民法演習1の予習 ダラダラ5時間
春休み中民法やってたせいで良い加減民法に飽きていて、やる気を欠いた。飽きたらやる事を変えるべき。
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